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茨城県商工会青年部 常総市災害ボランティア
シルバーウィーク中の9月21日に先日の豪雨による鬼怒川氾濫の被害に遭われた常総市で茨城県商工会青年部の災害ボランティアに参加してきました。
連日茨城県内各地の商工会青年部から多くの青年部員が駆けつける中、東海村からは8名が参加しました。
長靴やゴム手袋などを各自持参し、1台の車に乗り合わせて住民の方から要望のあった瓦礫回収の現場に向かいます。
現場に着くと沢山積み上げられた瓦礫とごみの山に皆圧倒されました。
住民の方のお話しを聞くと、地主さんのご好意で私有地にごみを置いておいたところ、浸水で家財などのごみの置き場に困った方々が勘違いされて次々と投棄されてしまい、いつの間にかこんなに大きな不法投棄のゴミの山ができてしまったという事でした。
市内にはこのような瓦礫の山が随所にあるということで、一つ一つ重機やボランティアの手作業でトラックに積み込み搬送していきます。
水に浸かったごみの重さと悪臭に悪戦苦闘しながらも皆で協力して撤去していきます。
お昼になると持参したお弁当と差し入れのお水を補給して暫し休憩。
あれだけ沢山あったごみの山も青年部員の協力でなんとか撤去することができました。
引き続き間を置かず次の現場へ
今度は特に被害が多い川の沿岸部で、2mの高さまで浸水した地域の公民館でした。
先ほどとは比べものにならないほど延々と続く瓦礫とごみの山に唖然…
残りの時間で少しでも多く撤去しようと皆で作業に取り掛かります。
今回よく見かけたのが水に浸かって使えなくなってしまった畳。
ただでさえ重い藁畳が水に浸かるととてつもない重さになって運ぶにも一苦労しました。
畳屋として残念なことですが、住民の方が早く新しい畳を使える日が来てほしいです。
公民館の中には県内の商工会青年部から集まった支援物資が置かれ、時おり住民の方が訪れては必要な物を取っていかれて役立っているようでした。
最後は時間オーバーで二つ目の現場は一部だけ撤去して終了しました。
私はたった一日だけの参加でしたが、連日多くの青年部員の方が駆けつけ、毎日参加されている部員の方もいらっしゃるようでした。
商工会青年部の部員は自営業者が中心なので、建設関係の方は重機を動かしたり、産廃関係の方はごみ運搬をしたり、飲食関係の方は炊き出しをしたり、プロとして各々の得意分野を活かしてボランティアで活躍されている姿が印象的でした。
今回初めての災害ボランティアの参加でしたが、商売をさせていただく自営業者として、災害など地域が困難に見舞われた場合どのように貢献していくか学びを得ることのできた貴重な機会となりました。
これからもボランティアに参加し微力ながら貢献していければと思います。
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