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水戸市 畳表替え 茨城県立水戸第二高等学校様
茨城県立水戸第二高等学校様の合宿所の畳表替え工事を施工させていただきました。
水戸第二高等学校は明治33年(1900年)に茨城県高等女学校として設立され、これまでに約38,000人の卒業生を輩出してきた伝統のある高校です。
正門前には明治34年から大正11年まで21年間にわたり教鞭を取った豊田芙雄先生の袴姿の像が凛として立っています。
22才で夫を暗殺されてから生涯再婚せず、亡き夫の遺志を継ごうと学問に励み、日本で第一号の保母さんになった後、日本の女子高等教育・幼稚園教育の開拓者としてその発展に大きく貢献した茨城を代表する偉人です。
今回の工事に携わって初めて知った人物ですが、茨城にもNHKの朝の連ドラ「あさがきた」の主人公にも負けないような、日本中に誇れる凄い女性がいたんですね。
勉強になりますφ(..)
正門を入ると校歌の書かれた石碑が設置されています。
今回工事させていただいたのは、体育館一階にある合宿所です。
施工中は体育の授業の準備体操なのかラジオ体操の音声が響いていました。
生徒さん達はすれ違うと元気よく挨拶をしてくれる礼儀正しい子ばかりで、「畳を使う生徒さん達の為にも良い畳を作るぞ!」とやる気も出ます( `ー´)ノ
合宿所は大きな広間が2つあります。
良く見ると小さな畳は炉になっており、部屋の棚には茶道具が並んでいまね。
普段は茶道部が使用されるそうで、顧問の先生や生徒さんの要望もあり畳の張り替え工事を発注されたとのことでした。
では早速、スタッフみんなで畳の搬出開始です。
当店の女性スタッフも水戸二高の生徒さん達に負けず劣らずパワフルな女性ばかりなので重い畳も一人で運んじゃいます。
トラックで工場まで運搬し、さっそく作業開始です!
畳はすべてサイズや形が異なるので、1枚1枚畳の寸法を計測し、
熊本県八代市から直送された新しい国産畳表を巻き付けます。
敷き込み後にお掃除の手間がかからないよう、畳表についた染土もクリーナーで除去。
両脇に畳縁を縫い付ければ
張り替えで見違えるように綺麗になった畳の完成です!
新しい畳のいい匂いがします(^^)
製作した畳を搬入します。
台車で畳を運びながら、親方をはじめ職人達が1枚1枚敷きこんでいきます。
茶室の炉用の小さな畳も隙間や段差が生まれないよう丁寧に敷き込みます。
敷きこんだ後は全ての畳に綺麗に掃除機をかけて、
最後の仕上げにみんなで一緒に雑巾で拭き掃除をします。
これで無事工事の完了です。
施行前(和室1)
施工後(和室1)
施行前(和室1)
施工後(和室1)
施工後(和室2)
施行前(和室2)
施工後(和室2)
綺麗になりましたねーヽ(^o^)丿
茶道部の先生や生徒さん達も喜んでくれそうです。
最後に畳表ができるまでをまとめた熊本研修レポートをお渡ししました。
茶道も畳も日本の大切な文化です。
安土桃山時代に茶道と茶室が日本に広まったことで、畳も大きく発展していきました。
生徒さん達にも畳の事をもっと知ってもらい、日本独自の畳文化の好きになってもらえたら嬉しいですね。
茨城県立水戸第二高等学校の皆様、ご依頼ありがとうございました。
今後とも末永いお付き合いの程よろしくお願い致しいます。
茨城県立水戸第二高等学校
〒310-0062
茨城県水戸市大町2-2-14ホームページリンク
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