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【地域猫ムギと畳屋の日常】小さなお客さま、今日もご来店
こんにちは。高野好見畳店の高野翼です。
今日は、当店によく遊びに来てくれる小さなお客さま——地域猫の「ムギ」について、少しご紹介したいと思います。
ムギは、近所の方々に見守られながら暮らしている地域猫で、ここ数年、なぜか当店をとても気に入ってくれているようです。朝になるとふらりと現れ、玄関先で日向ぼっこをしたり、作業場の前でゴロゴロしたり…。時には畳の香りに誘われるのか、中をのぞき込んでいることもあります。
不思議なもので、ムギが来てくれる日は、どこか店の空気が和みます。
お客様との打ち合わせ中に姿を見せ、「あら、猫ちゃんがいるのね」と話が弾むこともしばしば。子ども連れのお客さまには特に人気で、ムギのおかげでお子さんの緊張がほぐれ、打ち合わせもスムーズになることがあります。ムギにとって、畳の香りや質感がどこか安心できるものなのかもしれません。
畳という日本の伝統文化が、猫にとっても「居心地のよい空間」であることを、ムギが教えてくれているような気がします。
地域に根ざした畳店として、人だけでなく動物たちにとってもほっとできる場所でありたい。
ムギがのんびり過ごす姿を見るたびに、そんな思いが強くなります。これからもムギとともに、ゆったりとした時間が流れる畳屋でありたいと思っています。
近くをお通りの際は、ぜひのぞいてみてください。ムギと一緒にお待ちしております。 -
